子どものうつ病治療 箱庭療法

子どものうつ病治療として、「箱庭療法」が使用されています。
これは三環系抗うつ薬の投薬治療に並行しておこなう心理療法の一つです。

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「箱庭療法」はイギリスで発表され、アメリカやヨーロッパで広く使用されている治療法です。
その「箱庭療法」は日本人に適しているといわれているのです。
それはなぜでしょうか?

日本には古くから盆石・盆景・盆山といった「箱庭」で遊ぶ文化がありました。
江戸時代末期〜明治初期にかけて現代の華道のように多くの流派があったといいます。

原子核・素粒子物理学の発展に大きな功績をあげ、日本人初のノーベル賞受賞者となった湯川秀樹も、幼い頃、お盆の上に石を置いて風景を作る「盆石遊び」をして「自分の世界を作っていた」といいます。
自分の内面を内に秘め表現することの多い日本人にとって、盆石遊びは自分の内面を表現する方法だったのです。

このように古くからの遊びや風習が現在の「箱庭療法」の土台となっているため日本人にあった治療とされているのでしょう。

日本に「箱庭療法」が伝わったとき、「砂遊び療法」と言われていました。
それを河合隼雄が「箱庭療法」と名前をつけ発表したのです。

そして、1985年には国際箱庭療法学会が設立され、日本には日本箱庭療法学会ができました。

近年、「箱庭療法」は、急速に発展、普及し、日本独自の展開をしています。
現在では、心理療法、学校や病院でのカウンセリンググループ、少年鑑別所などの機関で「箱庭療法」は活用されています。

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